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おもかじ

面舵


<↑面舵側の舳(みよし)が手を上げて「良候」の合図を艫(とも)に伝達している>

 台輪付き(艫(とも)舳(みよし))が舵取りに伝える内容が、「面舵(おもかじ)」「取舵(とりかじ)」「良候(ようそろ)」です。
 面舵は右旋回(祇園車の中心から見て祇園車の頭が時計まわりに回る方向)、取舵は左旋回を意味し、良候は「舵を切る必要なし」ということを表しています。
 これは、祇園車が前進していようと、後進していようと関係ありません。具体的な例を挙げますと、下祇園の祇園車が下正路の通りから闇無浜神社に入っていくときは「面舵」を切ります。逆に、闇無浜神社から出て行くときは「取舵」を切ります。舵を切り終えそうになったら「良候」の声が掛かります。
 たった3種類の合図ですが、これらの合図をどのようなタイミングで出すかが、舳(みよし)艫(とも)にとって難しいところです。うまく祇園車が直角に曲がったときは、艫(とも)舳(みよし)舵取りにとって最大の喜びと快感が味わえるときです。


<↑取舵側の舳(みよし)が手を上げて「取舵」の合図を艫(とも)に伝達している>

 ところで、「面舵」「取舵」は「舵を切る」という意味のほかに、祇園車の「左右」を示す言葉としても用いられます。
 例えば、「右の綱をもっと張れ」という指示が出されたとします。しかし、この「右」とは前進方向に向って右なのか、祇園車に対面して右なのかがわかりません。祇園車が後進した場合は、なお混乱してしまうかもしれません。そこで、「右」「左」の代わりに「面舵」「取舵」を使えば、祇園車が前進しようが後進しようが、必ず一意に左右が決まります。
 祇園車が北に向かって前進しているとします。このとき、東側が「面舵」側、西側が「取舵」側になります。「面舵(側)の綱」「面舵(側)の欄干」「面舵(側)の前の折り屋根」などのような表現であれば、誰がどのような位置から見ても、どの部分を指しているかがわかります。


<↑宇島祇園蓬莱町舟車の面舵側の前男柱には、「前面梶」と書かれている>
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参考文献:『中津祇園』中津祇園研究会、平成14年7月
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